パシェニャの冒険 エピソード・ゼロ (作:古歌良街 )

 『ウヘヒッパエの赤いげっ歯類』は『人間』とは似ても似つかないが、これらはかなり似た性質も持っている。海の底に棲む五角形の生き物もそうだ。人間もげっ歯類も海底動物も、同じように何かを食べ続けないと、死骸を落とすことになるのだ。
  ――レベッカ・K・ゲロウ『七面鳥と肉屋』(民明書房・刊)より

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 彼女はうまれたときから目が良く、視力は6.0を超えていた。大抵の赤ん坊は30センチ付近までしかしっかり見えない程度の視力しかなく、それにより母親の顔だけを心に灼きつけるという。彼女は大抵の赤ん坊には含まれておらず、よって、母親の顔を思いだすことができなかった。さらには、彼女の両親は彼女が3歳のときに理由を告げずに失踪し、彼女は一生涯両親の顔を思い出す事ができなかった。
 しかし、その視力という才能は、後に伝説的な銃の申し子となるために役立った。とあるマンガでは、スナイパーライフルを銃座に固定せずに立った姿勢で狙って百発百中させる描写があるが、それを可能にするほどのものだったのだ。
 碧色に輝く瞳は、幼い頃はブロンドの前髪で隠れがちだったが、この『実は美貌の持ち主』というところが役に立つ天運だったかは――不幸な『ある事件』に遭うことについては、悪運そのものだった。
 彼女の名は、ピチカータ・ミハイロヴナ・マノヴィチ。
 両親はともにロシア人であり、そのようなふざけた名前をつける程度にその子、本名ピチカータからきた愛称「パシェニャ」を愛していたかもしれない。両親はロシアを出国してイタリアに移り住み、そこでパシェニャが産まれたのだった。その両親は、なぜかパシェニャが3歳のとき失踪したわけではあるが、離婚してパシェニャがジャマになって捨てたのか、単に2人で逃げる事態があったのか、それはわからなかった。
 そして、このお話は彼女が9歳の頃のお話である。
 未来の――15歳頃のパシェニャのクリーム色の髪は生まれてから一度も切っていないかのようになめらかにのばされていて、風に乗ってさわやかに揺れ、肌は健康的に透き通り、エメラルドグリーンの瞳は意思の強そうな印象を現している。
 しかし、9歳の頃はそのように美しいとは言いがたく、薄汚い物扱いされることのほうが多かった。イタリアのスラム街で、街路清掃、要するにゴミあさりをしてすごしていたからだ。「馬鹿のピチカータ」などとイジメられてもいた。街路清掃業者には市長からわずかばかりのほどこしもあった。ちなみに一番の好物は、時々ある、オマケシールだけ取られた残りのチョコウェファース、いわゆる捨て菓子だったかもしれない。しかし、週に1回か2回は、少ないお金を使って普通の食事もできていた。
 そんななかでのある日、『ある事件』の被害に遭い、通りすがりの名も無き男に救けられ、呼ばれた警官が現れ、なんだかんだあって、ロシアの孤児院に送還された。両親はどうしたのか、どういう二人だったのかとイタリアの保健師に聞かれたとき、パシェニャはロシア語で、
「もうこの世にはいないけれど、ロシア人――二人ともロシア人で……」
 と言ったため、ロシアの孤児院に行くことになったのだった。
 両親がロシア人で、ロシア語とイタリア語の両方を知っている9歳の彼女にはちょうど良かったかもしれない。

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 だらしねぇ「4コママンガ等」はツイッタに移行します。こっちのブログはゆがみねぇゲームプログラムの話で埋まることにします。でも単なるそういう予想なので実際どうなるかはわかりません。とりあえずあしたにはなんとかオープンソースミニゲームの地盤を出したい。

ゴジラはわりと関係ある

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 変愚において核廃棄物とガチャピンになんの関係が? と言うと光の速さで現れる『元ネタが恐バニだから何も問題はないマン』は、まだいたりするのか? つーか恐バニなんて略さないだろフツー。

デフォで二刀流

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 かなりスゴ味のあるドット絵で、これなら当時スーファミいらんよねなどと言われていた(らしい)のもうなずける。FF3。なんかモンスター一体に8色使われてるかに見える。

#WJ 今週のジャンプ(50号)最モエコマ

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 「心臓と腸にカビを生やしました」なんでこんなイイキャラが使い捨てられるんですか。もったいない。でもチェンソーマン最高!