死亡

羽衣狐がいともあっさりと死んでしまった。
あっけない。
深刻な憂鬱は、このマンガがジャンプのマンガであるゆえにあっさり生き返るとか地獄でコメディしている様子がテキトーに描かれるとか、そういった扱いが出たとき怒りとさらなる失望しかないだろう、というところからくる。
「なに生き返ってんの? なめてんの?」と、ただ死んだだけの時点ですでに思っている。
あと「外の人」もどうするんだ。単なる悲劇のヒロインの中でも物凄くつまらない悲劇のヒロインじゃないか。今のところ。
 * * *
前に書いたかもしれないが、ソードワールド2.0の世界では人間族が生き返った場合(ドラクエのようにプリースト関係者が死者をよみがえらせられる)のペナルティとして「魂の穢れ」が生き返るたびに蓄積されていき、これは人々にひどく蔑まれるとされている。機械族や悪魔ハーフ族でないプレイヤーキャラはその「穢れ」を避けるため生き返らない選択をするという。
この「ひどく蔑まれる」が不可解に思えていたが、
「なに生き返ってんの? なめてんの?」
という気持ちが今回少しわかった。