「“ネット”の“2ちゃんねる”だし‥‥」

これは、「伝説の頭“翔”」の第何話かで登場したフレーズである。「“ネット”の“2ちゃんねる”」で、「翔が偽者ではないか」という疑いの噂が広まってるらしい、とグランドクロスの副官、大門がその偽者の翔、タツヒトに笑い話を紹介するという導入の話だった。それを聞いたタツヒトは「正体がばれてるなんてウソだよね、ネットの2ちゃんねるだし‥‥」と一人になってからつぶやく。
もちろんこれは普通の会話のように「2ちゃんねるで噂に〜」と書いたのでは「2ちゃんねる」というのがTV番組なのかTV局なのかラジオなのか何なのかわからないから、ZAngband日本語版における「フーリン王の」の「王」と同じような意味で、説明として付け加えられたものだろう。
わざわざ「ネットの」とことわってるあたりの不自然さがある意味心地よく、大人気*1なフレーズである。
また、翔では常々ネット文化を批判するような内容が書かれており、ネットに対しては全面的に否定していると思われがちだが、この回のその話では2ちゃんねるに真実がうわさとして広まっているわけで、「ネットの2ちゃんねるだし‥‥」されども真実もまたネットにあり……えーと、だからどうなんだ? もういいや。

*1:主に私から