電脳と小便とベートーベン

小便のシーンについて食いついていこうと思ってたら先に言われちゃった。みたいな。
思うに移入直後、ソフトウェア化した人々は、まずいろいろと「変身」を試してみていたのではないかと思う*1。それこそNetHackの変化並に。
とりあえず脚なんて飾りとばかりにナメクジやウナギやヘビになってみたり、超越的な存在にあこがれてドラコニアンや兄者になってみたり巨大化してみたり、某巨大共同観境常連は二足歩行するネコっぽいやつやフサフサしたネコっぽいヤツになったり腕を広げて空も飛べるようにしたり。あと変身といえば毒虫。とりあえずネコ人が出てくるのはほぼ確実だ。
OSである(かどうか知らんけど)ポリスが市民のアイコンはある程度ヒト型であることを強制するなどの制限をしているかもしれないが。
まあそれで「変身」が可能だったとして、散々ニワトリやドブネズミや馬並みや四足の熊犬猫トカゲの仮想ボディを試した後で、やっぱ「伝統」である二足歩行にもどってしまった、というような経緯があったんじゃないかと。移入後でも人間の精神はやはり人間型のボディでの一連の生活、排泄も含めて、がなくては致命的な違和感に苛まれてしまうのだった。で、排泄ソフトがあって「膀胱インストール!」って叫びながらインストールするわけだ。いや叫ばないか。「膀胱をインストールしています...完了」「尿道をアップデートしています...」ってタグが表示されるわけだ。

*1:「思う」が二つある。移入してない人々の中にも有翼とか水棲とか無言語とかの遺伝子改変はあったらしいが