「“いかつくしただけの”パンドラ」

パ・ロ・ディの総本山であるマジックベーンと名づけられたアサメ地方で、パ・ロ・ディの起源的な存在とされるのが“いかつい”ネタエーであった。創世期においてはネタエーのいかつさは歓迎されていた。しかしネタエーの内容を考えなしに複製頻発されたものは怠惰であるという考えが台頭してきた。それらの怠惰はパンドラと名づけられ、パンドラはいつしか迫害されるものを意味するまでになった。そして現在のネタエーの子孫達においても「パンドラの箱(立方体的思考停止)」という言葉のように、短絡的ないかつさが忌み嫌われ続けているのだ。