絶望先生

週刊少年マガジンのマンガ・絶望先生が続いていて、「漫画好き」と自己紹介する私は絶望しなかった話。
絶望した!」が決め台詞で、時事ネタ、それも主に政治(家)批判ネタのマンガってどうするの? 読者も不安になる休載がずっと続くの? そんな休載がずっと続いたらもっと不安になるよ? と不安になりかけていた。
一時はあらゆるマンガ雑誌全部に関して終わりがきたのかと思った。
そんなものはなんの助けにもならない、登場人物がとにかく楽しそうなコメディも、殺伐とした陰謀やバトルも、友情努力勝利のスポーツ少年も、フィクションというフィクション全てが白々しくしか見えない状態になるんじゃないかと。絶望し続ける主人公というのは特に。
だけれどしかし、今週号には絶望先生が載っていた。
安心した。絶望しなかった。
もちろん、今週号のマガジンの前に出たいくつもの漫画雑誌を読んだとき、読んでいるとき、絶望はしなかった。絶望とは逆だった。
しかしこの絶望しなかった場合、「絶望した!」と逆の場合はなんていえばいいんだ。安心したでいいのか。