NOVA6

全体的にみんな自由意志がなくなる光景ばかり。
「硝子の向こうの恋人」が一番楽しかった。
「庭、庭師、徒弟」が元ネタ(ネタ?)を読んでみたくなる方向では一番面白い。
名台詞
斉藤直子白い恋人たち
「どうりで口の中がしょっぱいと思った」
●七佳弁京「十五年の孤独」
「いや、俺には……」登らなければならない理由がある。多分。
蘇部健一「硝子の向こうの恋人」
「ええ、この一ヶ月間、時間SFに関する映画や小説に片っ端から目を通して、勉強してきましたから」
●松崎有理「超現実な彼女 代書屋ミクラの初仕事」
「あの。ぼく、話をきいてくれる相手がほしいんです」
高山羽根子「母のいる島」
「もう八重が永久と登美子と苺連れて山に行っちゃったよ」
●船戸一人「リビング・オブ・ザ・デッド」
「わたしはSSをつけていないからね。よくわからないよ」
樺山三英「庭、庭師、徒弟」
「たとえどれほど異なろうとも、思考上の世界と現実の世界が、なんらかのものを共有しなければならないことは明らかである」
北野勇作「とんがりとその周辺」
光と音の数が合わないように思うが、それが当たり前のことなのかおかしなことなのかはわからない。
牧野修「僕がもう死んでいるってことは内緒だよ」
「月餅だよ」
宮部みゆき「保安官の明日」
「最初に配られたカードで、役ができてることがあるだろう? ワンペアなんてよくあるし、スリーカードだったり、ツーペアがあったり、あと一枚揃えばストレートやフラッシュになるってこともある」