むしろ逆におすすめな作品

一々ことわるのもアレだけど、ネットのコカラゲやコカバンドで言及されることが多いからといって読むべきものリストやアマゾンでカート入れるものリストに入れたり、カートに入れるものリストに入れるものリストに入れたりするのはあまりおすすめしません。ソードブレイカーとかスナッチャー窃を買うという選択には後悔する可能性が多めにあるからです。
今回は、「お前が面白いっていうから買ってみたけどそんな面白くないぞ」と言われる可能性が高そうなのをあげます。
どれも意味はバラバラかもしれないけど「好きな作品」だというのは確かです。

  • スナッチャー窃』:ボンバー強盗、超テキトーなバイク、ヤツハサイコー、具道、無事な頚動脈、武器庫と書いてある武器庫、一着しかない潜水服、404ビル、爆笑マグナム、マグナヌ弾、ブリュリュリュ、どのチャンネルでも、などの“窃ない単語集”の元ネタを把握しておく為の必須アイテムです。SFマガジンでレビューされたという恐るべき事実もあります。
  • 『ソードブレイカー』:魔城ガッデムやグルトニー様もすごいのは確かですが、何よりすごいのはネット上の二次創作物の数々です。それらと一緒に本編を楽しむことができれば幸せになれるかもしれません。ジリリコジリリコカルカルカルカル。
  • ハトよめハトのおよめさん)』:読みながらヤクチュウのようにヨダレをたらしながら爆笑していたことがあります。この中毒感……そしてこの中毒感!
  • 『罪火大戦ジャン・ゴーレ』:SFマガジンの連載であり購読の主な動機。エログロナンセンスダジャレギャグSF小説というジャンルなんでしょうかねえ。図書館でバックナンバーを探して読みましょう。ベイスメントに閉じこもってないで基地外に脱出することも必要です。
  • 輪道』:自転車レースマンガ。競輪学校の“高虎校長”が結局なんだったのか、が主に伝説的。校長が「まばたきひとつしないで見ていなさい!」と言ってからやったことが圧倒的パワーで坂を上るだけだったことなど、何が言いたかったのかを読み取ろうとすると、そこには少年漫画とは一体何なのか、友情、努力、勝利、とは何なのか考えさせられるかもしれません。が、やはりネタマンガとしての側面が大きいです。
  • 『霊長類最強伝説ゴリ夫』:“ループ”“刃森(ハモリ)”の代名詞的マンガ。「“マウントポジション”は“寝”なくてもできるんだよ」の巻しか持ってません。ていうかほとんど読んだことがありません。「マウント〜」が何巻に載ってるのかは教えてあげません。135や420や634といった数字はマンガにはもちろん出てきません。こういう屈折したかたちであれ愛が注がれているのにその基礎は「これはクソマンガだ」という話から始まっているってのは何か間違っていると思うこともあります。
  • 伝説の頭“翔”』:私はもちろん全巻持っていません。一冊も持っていません。ネタの宝庫で、個人的瞬間最大風速は“ゲラウトヒア”です。次点“昨日は何とかなったけど‥‥”。ゲラウトヒァはスクールランブルにもその後登場しました。なんだそのいい発音は。
  • 『格闘(タイマン)料理人ムサシ』:全巻持っていません。一冊も持っていません。これも伝説の刃森作品だけど上二つに比べてイマイチ。ツッコミどころは当然のように沢山あるものの、ツッコミ尽くしたら終わり、つまりレビューサイト一個読めば本編は読む意義が無くなり、残念な感じです。
  • 『学園創世 猫天!』:チャンピオンRED。ネコがかわいくてかっこよいです。人間の女の子もかわいいです。ネコをテーマにしたマンガの中ではトップクラスのネコの絵柄です。週刊少年チャンピオンの企画物「三毛猫ホームズマンガ化版」とか、肝心なところのネコの絵がいまいちなのがよくあるんだよこの野郎。
  • スクライド』:これはなぜか全五巻持ってますが、あの“教えてあげません”というセリフはマンガ版には登場しません。終始独特の異様なテンションで展開する本場の少年マンガ。AA職人によって面白さが増幅されています。いやいわゆる“スクスレ”は見てないですけど。
  • 涅槃姫みどろ』:単行本は買ってません。“厄い”に尽きます。
  • 私は加護女(かごめ)』:なぜか単行本を買いそうです←と私が言ってるのを見て買うと多分いくらかがっかりすると思います、というこの記事の趣旨に最も合っていそうなマンガです。加護女さんのかわいさは異常。
  • 『パノラマデリュージョン』:なんかこういう「異能力女の子+オカルトコメディ」ってジャンルが流行ってきてないか? というのはともかく普通に面白いです。普通とかいうのは普通に誉めてない感じがありますが。