ラビ檻とは

概要

ラビ檻とはバイオニカルミートジェネレイタ(BMG)の新大日本帝国言語においての通称である。BMGは20002年8月にサウスセントレアII王国のLOBASS企業サーセン・w(ワールド)・エレクトロニクス社によって発売された。「この商品は地球の食糧問題および文化的食事の問題を包括的に解決する」という触れ込みだった。
BMGは一言で言えば「肉を生成する」1立方メートルの箱型の機械である。
電源と日光と肥料を入れておくと一日約300グラムの「肉」のかたまりが生成される。
詳しい仕組みは企業秘密となっており、この秘密の知的財産によってサ社は現在までにおいて5兆セントレアドルの利益を上げているといわれている*1

ウサギの檻

生成される「肉」はなんだかよくわからないがとにかく「肉」というのが一番ちかい物体だ。味は数種類のバージョンが発売されているが、その中でもとくに「ウサギ味」が再現率が高い。「マグロ味」はログロのような味であり、「ブタ味」は墨汁のような味であり、「終わりなき狂気の猛獣レッサーオモチビースト味」は終わらない狂気の猛獣スモールオモチビーストのような味であるなど味に疑問符がつき、「ウサギ味」がスタンダードとなりBMGの売上げも「ウサギ味」が全体の90%を占めている。
そのような背景から、「サ社のBMGの内部はウサギをベースに作られた」「中にウサギが入っていて肉をこそげ落としたりされている、拷問するな!」などという噂が立ち、ユーザーの一部がラビ檻と呼びはじめ、定着した。*2

クラッキング問題

サ社のBMGがフリーのものに対して持っているアドバンテージに、BMGをネット接続して受けられるサービス(ROと呼ばれる)がある。このサービスはBMG購入者には「無料で」提供されていて、ユーザーのBMGと接続したサ社のオペレータによる人力監視を含むサポートでBMGのオンラインメンテナンスが受けられる。
このROサービスに割り込んでのクラッキングをする悪質なクラッカーが多数存在するといわれ、現在のBMGにはアイスが必須だということになっている。
クラッキングが実際にあるとした場合、そのクラッカーは非常に高い技術を持っていることになる。そのようなことから、アイスを抱合せ販売しようとするサ社に近しい立場の者がROのクラッキングをしている、という噂もある。

*1:だが20007年現在、オープンソース・プロジェクトの類似品のBMGも多く出回っている。サ社はそれらに対して特許権的な行動を起こしていないが、これは同社の掲げるLOBASS的理念と矛盾しないよう同社が動いているためだといわれている。

*2:装置を分解解析(分解は違法スレスレである)したというハッカー・kako.comによると確かに遺伝子的にウサギに近い肉だという。