ゆび

ゆび (ノン・ポシェット)

ゆび (ノン・ポシェット)

伝説の“ゆび”を読みました。ちなみに古本市で見つかりました。見つけたときはウホッと思いました。
漫画版はただ指が大量に出てきて大変なことになって終わりでしたが、
こっちのは大変なことになりながらも“ゆび”どもの謎の真相に迫っていき、きちんと解明されていました。
まあその真相も「SFとしてどうとか」を考えるある種の視点から見ると「ニセモノ」に分類されそうですが。
ホラーとしてはどっちも面白いです。
飛行機がビルに突っ込むどう見ても911連想のシーンが漫画版が4週で終わった一番の問題のように言われてましたが、そういうシーンは小説に含まれていました。
小説の発表は1999年であり、911以後に書かれてたら作者の良識が疑われたでしょう。
チャンピオン編集部は何かアナーキーな話をやろうと考えるなかでわざと間違えてそういうシーンをそのまま漫画にしてしまったのではないかと思います。