水の薬

埼玉森林公園ではおみやげとしてミネラルウォーターを販売していた。
商品は「ゆぐどら汁」の名で、500mlのペットボトルに入ったものが1ゴールド(120円)の値段だった。
しかし1999年にこの水が公園内の水道水をボトルに詰めたものだということが発覚し、販売が停止された。
当時の公園の販売の担当者のコメントがある。
“の”が連続しているので言い換えると、
当時の公園で同商品を販売していた担当者がこうコメントしている。
「公園内の水道は全て園敷地内から採られた汁……水であるので『原材料:湧き水・井戸水』の表示は間違っていない。問題ない。問題などどこにもない。確かに蛇口から出てきた水だが、それでも湧き水と井戸水が出てくる蛇口から出てきたのだ。まあ値段がやたらと高いのはそう思われても仕方がない。しかしコーヒーなどは豆の汁だけで200〜300円もするではないか。しかも一人で本を読んでたら、弁当でも広げているのかと疑ったのか店員が横から覗いてくるし。ふざけるな」
あまり謝罪の意が含まれていない。謝ったら負けだと思っていたのだろうか。