リュウショウ

「じまこいこなま流笑」は栃木県じまこい村の伝統芸能である。
「流笑」は北海道択捉島で発生した民族舞踏であったが、これがロシアに流れ、ロシアの文化でアレンジされていった。
そしてロシア人・コナヴィチ氏が日本留学で栃木県に来た際、何気なくリュウショウを披露した。コナヴィチ氏は父親からリュウショウを習ったという。
それを観客として見ていた中国系栃木人・マ・パイニョン氏が違法的コピーで演じ始めた。彼は大方の中国人と同じように贋作の生成をライフワークとしていたのだ。
マ氏は数百回とリュウショウのライブを敢行し、これが「じまこい村のコナ・マ・リュウショウ」として有名になったのが現在の「じまこいこなま流笑」である。
「じまこいこなま流笑」が栃木にしてはあのように国際色豊か過ぎるのはそういった来歴によるものなのだ。