ツクールがC言語より優れている26のポイント

ツクールを一切さわったことのない私が語る26のポイント。
ツクールでやった約10本のうち主なゲームは「ゆめにっき」「暇人クエスト」「FREEJIA」「ムーンホイッスル」など(フリージアはぷにょん2体を倒すところまでなんとかクリアした)。

  • 1. 作れる。
    C言語によるゲーム開発の最大の壁は「C言語の入門書を読んでもゲームを作れない」ということである。
    また、C言語を知っている人向けに書かれたゲームプログラミング解説書もあるが、これはつまりC言語を知らないと往々にして駄目である。
    「読んでも作れない本」と「読んでも作れない本を読んでからでないと作れない本」の二冊が必要になってしまう。*1
  • 2. 細かい効果をつけることに時間をとられない。
    C言語で、「画面に半透明メッセージ枠をグワッとエフェクトつきで表示してそこに色付きの文字列を一文字ずつ表示する」を書こうとしたら決して2,3行ではできない。
    もちろん、「print_window_and_message("めっせーじ");」の一行で済ますための下準備をすれば一行でできるわけだが、そのprint_window_and_message(char *str)というルーチンとそれ周りの全てをあらかじめ組まなくてはいけない。そんな感じでシステムを組むのは当然おそろしく時間がかかる。
    ツクールなら、その組む時間を飛ばして実質的な表示処理の作成ができる。
    CでゼロからツクールなみのRPGを作ろうとする人が数ヶ月かけてライブラリを作り「これでツクールなみのができる……ん? 結局ツクールなみ……もしやこれは無駄なのか?」と考えて失踪してしまうのはこのゼロ年代においては日常茶飯事だ。
  • 3. テンプレがある。
    つまり「自作戦闘」に対しての「デフォ戦」など。
    あらかじめ用意されているものを入れればある程度ゲームバランスが整ってしまう。C言語で書くといくらでも自由にできるのは確かだが、バランスをとろうとしたら、時間がかかってしまう。この言いぐさは、時間だけではなく、途中で投げ出さない「根気」も当然含まれる。
  • 4. 素材がある。
    ツクール用に特化した素材がネット上にあふれかえっている。もちろんツクール用の素材を使ってCで作ることもできるが、ツクールを使っている場合の方がツクール用の素材に辿り着きやすい。「ツクラー界隈」を巡回している人とそうでない人では、巡回している人のほうがツクール向け素材屋のアップデートを多く見ており、それだけ優れた素材ファイルを得やすい。

あと22個くらいありそうだけどまだ考えてません

*1:「DXライブラリ」や「猫」など一冊でどうにかする本もあるし、NetHackソースコードをながめて改造してるうちに自然とC言語がわかったという例もある。