世界観の良いゲーム

ダントツで『テトリス』だ*1
☆☆☆☆☆☆
ゲームは、たいていリアルの模倣とかリアルのシミュレーションとかパロディから入ってくるため、
玉をはじきあったりはしごを上って敵を撃ち殺したりサイコロと能力値の組み合わせで成功したりしなかったりする、
そういうものが大半だ。
そういう、リアルを模倣した要素が強いものの世界観の現代的進化は、真にゲームでやる意味はなくなっていく。「アニメとか選択肢なし紙芝居とか小説とかマンガとかでやれや‥‥!?」と、結局そんなわけのわからない批評にたどりついてしまう。
☆☆☆☆☆☆
ゲームの中でも真の“ゲーム”は、テトリスのような、ゲームでしかありえないことをやっているものについていうもので、圧倒的な非リアルの世界観はテトリスに極まっている。
たとえば小説版テトリスとかマンガ版テトリスなどは構造上ありえないというか意味がなく、つまりそれが“ゲーム”である。

*1:主にここがウソで、筆者が一番好きなのはカプコンの『ヴァンパイアハンター