人間原理

宇宙ができてからせいぜい137億年しかたっていないことから考えると多細胞生物のような存在が宇宙に一つ以上いる可能性はコインを496兆回なげて全部表が出る程度の確率だという。そんな確率はまずありえないと思うかもしれないが、中に居る人間からみるとその存在は当然のように感じてしまう。絶対ありえないレベルのことだけどまわりの皆も同じように居るせいで不思議とありえないとは思わない。
495兆9999億9999万9999回目に裏が出た宇宙の知覚者は「ウヘヒッパエの赤い齧歯類」とよばれていて、495兆9999億9999万9998回目に裏が出たところでは珪素生物「地蜘蛛」が現れている。また、495兆9999億9999万9997回目に裏が出たところには驚くべき珪素生物「地蜘蛛」がいる。
496兆回目にテーブルからコインがおちた世界ではルールによりテーブルから落ちたサイコロはノーカンとウチのシマでは決まっているのでもういちど投げなおすことになるループ世界が現れるのだという。