MHP3:捕獲用麻酔薬の仕組み

睡眠属性の弾丸や武器で何発も何発も攻撃してやっと眠るモンスターがなぜ弱ったときの捕獲用麻酔玉二個だけで熟睡するのか。
既に解釈がなされているのは確実と思うが、自分の仮説をメモしておく。
まず、捕獲用麻酔薬は特定の状況下でのみ効果を発揮するところに注目する。睡眠弾を40発程度当てるとモンスターは眠る。麻酔玉は弱ってから拘束されたモンスターは瞬時に眠らせるほどだが、しかし麻酔玉を元気なモンスターに40発当ててもなんともない。麻酔薬と睡眠薬は違う成分だとわかる。ヘビに飲まれる運命が決まったときの巻きつき拘束された動物は、生理学的に負けを認めた状態になる。野生動物たちは生命や自身の死という概念を持っていないと人間は考えがちだが、実は死の恐怖はどんな動物の本能にも組み込まれており、また死の恐怖が最大になったときそれをやわらげる脳内麻薬を出す動物も沢山いる。大型モンスターの本能が負けを認めたとき、特に弱ってから大きな力で拘束されたとき、大型モンスターの体は脳から分泌された脳内麻薬アキラメタミンに満たされる。しかし充満したアキラメタミンは数秒間で分解され、生き延びられることになった場合の大型モンスターの神経は薬物汚染状態にはならず正常に戻る。麻酔薬はこのアキラメタミンとのみ強く反応し、大型モンスターの体内でアキラメタミンを強力な睡眠薬と似た成分に変化させるのだ。ちなみに大型モンスターがひどいショックを受けたときにもいくらかアキラメタミンが分泌されていて、アキラメタミンの混じった体液は牙獣のナミダや竜のナミダとよばれ、珍重されている。