コカラゲの短い一日 監獄

8時30分起床。いつものようにPCに火を入れながらコーヒー(ジョージアのカフェオレっぽいやつ)を飲む。変愚蛮怒は秘術ハイメイジ。だって一番コンソメっぽいじゃん秘術。
仙術は味の素みたいだし。カオスのスパイシーさや破邪の強烈なミントよりはコンソメだろ。じゃあ匠やトランプその他は何味って話になるけどそのへんはもうどうでもいいや。鉄極15階付近レベル20代で退屈。どういうわけか無敵の薬を拾う。破壊戦までいったら使いたいがどう考えてもそこまで行くのは無理だ。妙に凹んでプレイ中断して有機質肥料を生産。二度寝。カフェインが入っているので気持ち悪い寝心地になるが、まあそれはそれで良いとも思える。10時に再起床。今日はオノヤガワさんの護衛。特別病棟に、半年近く音信不通だった弟が、1ヶ月前から入っており、初めて面会に初めて行くとかで、精神的にチャレンジされている人に頚動脈を噛み千切られないように護衛が欲しいというので付き添う。数駅の駅前のコンビニでマ☆ジンを立ち読みしながら待ち合わせ。翔のあのホリ☆モンのようなわけわからんキャラはいつもながら作者の正気度は無事なのかと心配になる。まあそれでも不気味さを十分味わわされているのは作者の想定内かと思う。なんにせよイヤな気分にはなれる。10分くらい待ってオノヤガワさんとネムリが来た。一緒にその大きそうだと予想する病院に行く。徒歩10分。大きかった。なんかシャンデリアとかあるし。ホテルみたいだ。入り口の案内板によると特別病棟はいくつかあるうちの北の建物の最上階らしい。エレベーターでその最上階に行くと、鉄の扉しかない。あれ間違えた? と一瞬思ったが、オノヤガワさんとネムリはちゃんと扉の横の壁にあるインターホンを見つけ、「面会に来ました家族です」と“中”に連絡した。ちょっと扉を開けてみようとしたけどカギがかかっていた。しばらくして扉のカギがカシヵーンと中から開けられる音を立て、カギの束を持ったナースが現れた。「失礼ですが皆様家族の方々ですか?」とナース。「いえ、家族は私だけで、こっちの二人はつきそいです」オノヤガワさん。家族の人しか面会できないらしい。しかたないのでネムリと私は病院の建物内にある食堂(メニューが充実していないレストラン)で時間を潰しつつ待つ。カレーを食った。独特の空気のせいであんまりウマイとは思えなかった。ドクロちゃんがいかに面白いかを語ってやろうかと思ったがやめといた。3時間くらい、っつーか3時間も、経ったころオノヤガワさんが戻ってきた。面会したときの様子や投獄の経緯の話が聞けたので、そのハナシの中で面白かったのを(不謹慎か?)以下に並べとく。

  • 「面会室」は無かったので病室のベッドで静かに話した。マルェーガラス越しのレクター博士みたいなのじゃないNO?
  • オノヤガワさんの弟ヒデトシ氏は、合法ドラッグ(今は脱法ドラッグと言うらしいが)の中毒者になっており、ラリって暴れて暴力沙汰になり、措置入院とかいうので病院に閉じ込められることになった。
  • 入院初日のその初め、まだ顔を良く看守達に覚えられていないとき、弟氏は「ヒデトシの兄です」とウソをついて入り口を開けさせ、脱走し、病院入り口を出られるかどうかというところで警備員に取り押さえられた。警備員の殺人警棒が出たかは不明。鉄格子と厳重さでパニックになったとか。
  • 弟氏は「保護室」と呼ばれる、ベッドとトイレ以外には何もない部屋に、1週間とじこめられた。話からは「余計狂うんじゃ?」としか思えない。
  • 紐や紐のようなものは没収(あずかり)された。自傷防止。
  • 薬で去勢されているような状態で、勃たないエタニティエイト。よって抜けない。
  • 患者の女の子達と仲良くしていたらそれを良く思わない男達から静かなる非難をうけ、弟氏は切れてその男達にパンチしたらまた保護室
  • 普通の病室は10人部屋になっており、常に歌っている迷惑な人がいる。
  • 彼のとなりの病室とそのとなりの病室では、ベッドに老人が拘束されており、「パンあげますから! といてください! おいしいパンを」等と叫んでいる。
  • その叫んでいる老人に、小指が後天的に欠損している「どう見てもその筋の人」がビンタを浴びせたら静かになった。
  • カニガムや携帯電話やその類は一切持ち込めず、公衆電話には列が出来ている。ジョジョでもあったねそんなの。
  • 他の「普通の」病棟に空きがなくて、その監獄に一時的に放り込まれる運の悪い人もいる。
  • 週に一度の医者(看護婦ではなく)による診察中、椅子をキックしたら医者の脚に命中し、弟氏が謝らなかったのが原因で(かどうかはその医者にしかわからんがとにかく)入院が半年近く伸びそうだとか。
  • あきらかに異常な人も確かにいるが、大半は「普通の」人。
  • 一日中マージャンばかりやっている。
  • ラジオ体操第二を15年ぶりに踊った。
  • 酷い便秘だということで浣腸された。

なんというか、ブラよろでキ☆チガイ編やってたけど、まあだいたいあんな感じであっていそう、でもあるが、ってかアレはやや描写不足かとも思えた。その筋の人がいてトラブルが起きるなんてのは、病院でさえそうなんじゃあ“本場の刑務所”なんかだったら本当に恐怖と絶望なんじゃねえか? あのアニ☆タ被告はすこぶる元気そうだったけどあんなのは有名人だけなんだろう。「みんな、犯罪はしないように頑張ろうね!」といった感想だ。微妙に打ちのめされた気分で帰宅。google:措置入院でへぇー。名物ダンスミュージックフトンラッシャーさんはどうなるんだろ。