田中

銀河帝国の弘法も筆の誤り (ハヤカワ文庫JA)

銀河帝国の弘法も筆の誤り (ハヤカワ文庫JA)

新品で買った。
しかしこの短編集の伝説の献辞と1本目とそのオマケの批判文(一本ごとに別の作家によるネタ的批評が付いている)は明らかに以前読んだ記憶があった。
ドナルドマジック
ということはこれは2冊目を買ってしまったのだろうか。
2本目とそれ以降は未読だった。
過去の自分は1本目だけ読んでどこかへ放り投げて今まで忘れていたのだろうか。
なんと罰当たりな。
ナンシー・ゴードンとか、
最大級にくだらないオチへの見事な収束による感動は、
脱力と表現されることが多いようだが、
私には「大爆笑・マジ感動した」といえるくらいの感動だった。
忘却の船に流れは光 (ハヤカワ文庫JA)

忘却の船に流れは光 (ハヤカワ文庫JA)

グロかった。キレイにつながる結末。
蹴りたい田中 (ハヤカワ文庫 JA)

蹴りたい田中 (ハヤカワ文庫 JA)

エビラビラがサイコー。他の全部の駄洒落も最高。酒場のおねえさんのエロさ、なんてのは特に描写されていないが、バードの少年の寝込みを襲ったりといろいろあるのではないかという空気が感じられる。その他は特に印象に残らない。「☆☆☆ュ☆」などの真相/深層は全く語られない。『信念』がよかった。超常現象・ありえないことを信じざるをえなくさせる方法の痛快さ。