柔ゲロ

前にも書いたような気がするけど……
今まで食った最悪の食べ物の思い出は「ビール酵母を使ったという売り文句のスナック菓子(非売品)」。
ゲロの味がする。菓子を嗅いだときは普通だったが、口の中に入れた瞬間も普通だったが、一回嚥下した直後から口の中にゲロの味が広がる。そしてその味が数時間、口の中に残る。
たぶん発酵現象か何かによってメーカーの想定していた味とは違うものになっていたのだろう。だってゲロ味のお菓子なんか配らないだろ。
そしてパッケージに日本一有名な女子柔道家の写真がデザインされていた。“柔道”と“嘔吐物”を結び付けようというアンチキャンペーンかオマエは!
「柔ゲロ」の条件付けは幸いそれほど強くはないが、思い出すことは思い出す。かの人を見るたびに。
「青汁」もかなりのものだったと思うが、具体的な“味”を記憶していないので思い出としては薄い。やはり“ゲロの味”“ゲロの香り”のインパクトはスゴイ。
次点は「スパ王のゴルゴンゾーラ(だったかどうかわかんないけどとにかくチーズのやつ)」。こっちは“ゲロ”ほど具体的な記憶はないけど、口の中に充満する牛乳雑巾的芳香が数時間続いたのはおぼえている。