俺玉県

「折れた魔剣」を読んだ。新装版が置いてあったので。エルフやトロールの闘争の歴史小説。神々は主に北欧神話からだが、人間族には新しい神(キリスト)が信仰されていて、妖精族達にとってはその新興宗教はダメージを受けるほどの異教であったりする。ダメージを受けるほどではなかったりする。いろんな妖精族や神々が超テキトーに出てきていて、なんていうか変愚蛮怒的な印象を受けるシーンもある。巻末の、井辻って人の解説が「贋作性」という言葉を使っているが、これ「パクリ的な」ってことだろうか。変愚蛮怒のようにいろんなとこから持ってきてごちゃ混ぜにして「ウホッいいネタ……」と思わせるような。活躍が省略されるマナナン・マク・リル萌え。刃森先生による漫画化が望まれる。兄妹相姦があるから無理か? トロル登場→テュルフィング炸裂→クビトレ→トロル登場。